風土16

162.0cm×227.3cm

わたなべ ゆう
1950年 山梨県生まれ
1988年 第17回日本国際美術展・佳作賞受賞
1989年 第7回上野の森美術館絵画大賞展・佳作賞受賞
1990年 第8回上野の森美術館絵画大賞展・大賞受賞
日本IBM美術奨学大賞受賞
第1回オギサカ大賞展・大賞受賞
1991年 個展(吉井画廊)
1992年 第21回現代日本美術展・佳作賞受賞
1993年 IMA「絵画の今日」展出品(三越美術館、95、97年)
1994年 山梨県新進作家選抜展・山梨県立美術館賞受賞
個展(and gallery)  (以降毎年)
1995年 第38回安井賞展・安井賞受賞
1997年 個展(江原画廊)  (以降毎年)
菅原健彦と二人展  (アサヒギャラリー)
1999年 個展(アサヒギャラリー)
2001年 第10回台北ドローイング・ビエンナーレ(中華民国)
2002年 安井賞40年の軌跡展(茨城県つくば美術館)
10月 個展(アサヒギャラリー)
2005年 個展(アサヒギャラリー)
現在、無所属
作品収蔵 文化庁、山梨県立美術館、上野の森美術館  他
橋場 信夫

・作品名「Dark Moon Dust」
・作品サイズ 180cm×270cm

Conversaition
石庭「枯山水」は禅宗のもと、大小の石によって構成された庭園である。京都龍安寺「方丈の前庭」と銀閣寺の「向月台と銀砂灘」は特に名だたるものである。私たちがそれらを見る時には、イメージの力が必要になる。イメージは自己の内側にあるものだから、そこには自己との対話が生まれるのである。そのような日本の伝統を私は「美しい」と思い、またそれを受け継いでゆきたいと思っている。私の作品も「枯山水」と同様に見ていただきたい。そこにあるのは、画面に押された指の跡が作り出す、大小のかけらと硫化した銀による色しかない。だからこそ、自己との対話が可能になるのである。

とはいえ、すこし入り口を開けてみることにする。宇宙が生まれたのはビッグバーンによる。その時にうまれた、小さなかけらが衝突しあい星が生まれた。地球もた、たくさんの隕石の衝突により生まれた。私たちの存在のルーツ考えること。そして地球は今、温暖化によってその環境を、変えようとしている。そのような事に気付くきっかけになれば良いと思う。そして、入り口は一つだけではない。十人いれば十の入り口があって構わない。「枯山水」同様に自己との対話がその目的なのである。

1950年 東京都生まれ
1990〜96年 個展(不忍画廊・東京)
1993〜95年 国際コンテンポラリーアートフェア(パシフィコ横浜)
1994年 ハイアットリージェンシー大阪アートプロジェクト
1995年 空間 沈黙の風景(高岡市美術館)
1996年 グランドハイアット福岡アートプロジェクト
1997年 千年の恋展 川瀬敏郎氏の為の作品制作(赤坂プリンスホテル)
京都和久傳の為の作品制作
1998年 個展(高台寺和久傳・京都)
2000年 沖縄サミットの為の作品制作(首里城)
川瀬敏郎氏「秋の花のしつらえ」の為の作品制作(東京)
個展(ギャラリー上田・東京)
2003年 NICAF2003(東京国際フォーラム、東京)
2004年 個展(アサヒギャラリー)
2005年 個展(日仏会館、東京)
アートフェア東京(東京国際フォーラム、東京)
2008年 個展(アサヒギャラリー)

他にも数々の個展やグループ展をはじめ、様々な活動を精力的に行っています。

パブリックコレクション 外務省、印刷博物館(東京)
コーポレートコレクション ハイアット リージェンシー オオサカ(大阪)
ザ ウインザーホテル洞爺(北海道)
ザ ペニンシュラ東京(東京)
京王プラザホテル(東京)
和久傳(京都)